2005年 04月 11日
エターナルサンシャイン (2004) ★★★★☆
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性格がまったく違う彼女と喧嘩別れしたジョエル(ジムキャリー)は、ある日ラクーナ社という謎の会社から手紙を受け取り、彼女の頭の中のジョエルに関する記憶がすべて消去されたことを知らされる。ジョエルのことを忘れ既に新しい人生を歩んでいる彼女を見てしまうジョエルは苦痛に耐えられずラクーナ社に自らの記憶の消去を依頼するが・・・?
「マルコヴィッチの穴」のチャーリーカウフマン脚本(今作でアカデミー受賞)。コメディー率激低のシリアス・ジムキャリーが会心の演技を見せている。あらかじめ主演が彼だと聞かされなかったら誰かわからなかったかもしれない。異常にテンションが低いのでいつものキャラとのギャップに驚かされる。
映画の大部分は、ジョエルの頭の中での「記憶の旅」である。スウィートな思い出が消えていくのを目の前にして、ジョエルはどうにか彼女の記憶が完全に消去されないように頭のどこかに残しておこうと戦う。精神世界での細かなギャグや数多い伏線の張り方は見事、ただの前衛映画ではなく最後にナルホド!となる愉しさも含まれている。ラクーナ社の異常な人々という素材も面白い。また浮気!っていう。
参照:
CINEMA IN/OUT
ともやの映画万歳!
Cinema-Absolutism
by tomboze
| 2005-04-11 12:19
| ア行