2004年 11月 19日
富江 (1999) ★★★★☆
|
傑作ホラー漫画の映画版。漫画を読んでいないので何とも言えないけど、最後らへんを除いてかなり良かった。チープで古めかしい恐怖演出が最高にいやらしい。見えそうで見えないっていう。そのせいで最後まで富江が菅野美穂だと気付きませんでした。しかも菅野美穂みちゃってからは何か安心しちゃって(バラエティー番組のせいだとおもう)怖くなくなってしまった。でも当時は彼女が新人みたいなもんだったから十分だったのでしょう。
最後はもう少し足を踏み込んだ説明がいるでしょう。それまでの部分でけっこう蛇足とも思えるほど設定が作りこまれているのにオチ部分でそれを雰囲気に任せたというか。あとは観客が勝手に想像してくれるわい、っていう。
それをマイナスしても良作!クラシックな演出と斬新な脚本が良い具合でマッチしてます。
by tomboze
| 2004-11-19 20:13
| タ行